2014年6月28日土曜日

いま咲いているバラ  ウィリアム・モーリス (William Morris)

最近、売り出し中なのが、ウィリアム・モーリス ('William Morris' David Austin 1998, Auswill) です。このバラは、イングリッシュローズであり、デビッド・オースチンの『バラのハンドブック日本語版』によれば、
 やわらかいアプリコットピンクのふっくらとした花、ティー系の香り。よく伸びてアーチ状のシュラブになり、つるバラとしてもおすすめ。
とあります。



確かに、枝は細くしなやかなので、花の重さでややうつむいて咲きます。下から見上げるような仕立て方がいいかもしれません。



ちなみに、我が家ではなぜかカタログで紹介されている写真のような花にはならず、花びらの縁が外側にめくれるように反り、剣弁状態になることが多いです。気候の違いか何かでしょうか?でも、優しい色合いの花で、心が癒やされる感じのバラです。

いま咲いているバラ  MPカップ

濃いピンク色の花を咲かせているのは、MPカップです。このバラは、HT (Hybrid Tea) で、2007年に作出されたそうです。



左側の花のアップです。開き始めてから間もない花です。ややロゼット状でしょうか。



右側の花のアップです。こちらの方が早く咲いて、花びらが開いていますね。



香りはそう強くはないですが、バラのいい匂いがします。

2014年6月26日木曜日

いま咲いているバラ  クイーン・エリザベス (Queen Elizabeth)

ピンク色の花をたくさん咲かせるのは、クイーン・エリザベス (Rosa 'Queen Elizabeth') です。
この写真の時はつぼみがふくらんでもう少しで咲くという感じです。



 一日経つと下の写真のようになりました。咲きましたね。 花びらの形は丸く優しい感じがします。花の色も見事なピンク色です。香りはほのかな香りです。




このバラは、1954年にアメリカのLammertsによって作出されました。グランディフローラ (Grandiflora) という分類になっています。花が大きく咲くからでしょうか。

This popular rose was named in honor of Queen Elizabeth II, who ascended the British throne in 1952. It was raised in the US but is widely grown throughout the world.
Charles & Brigid Quest-Ritson, encyclopedia of ROSES, DK Publishing, Inc., 2003

イギリスのエリザベス2世の王位就任を記念して名付けられたようですね。アメリカ生まれで、世界中で育てられていているようです。

2014年6月25日水曜日

いま咲いているバラ  マダム・ピエール・オジェ (Madame Pierre Oger)

ちょうどいま、今年2度目の開花時期を迎えようとしているのは、ブルボン (Bourbon) の系統であるマダム・ピエール・オジェ (Rosa 'Madame Pierre Oger') です。



このバラは、特徴的ないい香りがするバラです。1回目の開花は5月中旬ごろだったでしょうか。その後、またつぼみができて、6月下旬に2回目の開花の時期を迎えようとしています。



このバラは、ステムが長く伸びるので、切り花用に長めに枝を切ることができます。

2014年6月22日日曜日

いま咲いているバラ  粉粧楼(フェンジュアンロウ) (Fen Zhang Lou)

第4弾は、粉粧楼(フェンジュアンロウ) (Fen Zhang Lou) です。
花色は白色から薄いピンク色をしていて、とてもいい香りのするバラです。また、トゲがほとんどありません。



 花びらが多いのかどうか分かりませんが、開ききらずに丸い形のまま終わってしまうこともあります。今回は、鉢で4輪ほど咲いています。



中国語名がついていて、特性はチャイナですが、真のチャイナ系かどうかは不明とのことです。


2014年6月21日土曜日

いま咲いているバラ  ピンク・グルーテンドルスト (Pink Grootendorst)

第3弾は、ピンク・グルーテンドルスト (Pink Grootendorst) です。

このバラの第1の特徴は、カーネーションの花のように、花びらにフリルが入ったようになっていることです。一見するとカーネーションのようにしか見えません。





第2の特徴は、とにかくトゲが凶暴だということです。系統がハイブリッド・ルゴーサ (Hybrid Rugosa) で、ハマナス (Rosa rugosa) の血を引いているためか、反り返ったトゲがびっしりと生えています。うっかりすると流血の惨事です。葉っぱの裏の小さなトゲにも要注意。



いま咲いているバラ  クィーン・オブ・スウェーデン (Queen of Sweden)

わが家の庭に咲いているバラ第2弾は、クィーン・オブ・スウェーデン ('Queen of Sweden®' David Austin 2004, Austiger) です。



これは、いわゆるイングリッシュローズです。わが家には、何本かのイングリッシュローズがありますが、そのうちのお気に入りのひとつです。とてもやわらかなピンク色をしていて、よい香りがします。


大きくしてみると、一段ときれいですね。ここには一輪しか写っていませんが、何本もすっと真っ直ぐに伸びた枝の先に花が咲いている姿は、凜とした美しさを感じます。

葉っぱの形も一片一片が丸みを帯びていて、コロンとしていてかわいいです。

イギリスとスウェーデンの友好条約締結350周年を記念して生まれたバラだそうです。



<2014/07/05>

別の鉢のクィーン・オブ・スウェーデンの花です。雨に濡れている姿も美しいですね。



いま咲いているバラ  ドロシー・パーキンス (Dorothy Perkins)

我が家の庭に6月上旬から咲いているのは、ドロシー・パーキンス (Dorothy Perkins) です。

 

匂いは、ほとんどしませんが、かわいいピンクの花をたくさん咲かせています。
アップで撮ったのがこれ。



ちなみに、我が家では、ドロパーと呼んでいます。

このバラは、ランブラーローズ (Wichurana Rambler) で、1901年に、アメリカのジャクソン&パーキンス社 (JACKSON & PERKINS) によって発表されました。かつては世界で最も有名なランブラーローズだったと言うことです。

'Dorothy Perkins' was once the most famous rambling rose in the world. "It is literally everywhere" wrote the Englishman George Taylor in 1936.
Charles & Brigid Quest-Ritson, encyclopedia of ROSES, DK Publishing, Inc., 2003


ランブラーローズなので、しなやかな枝がどんどん伸びていきます。放っておくととんでもない茂みになってしまいます。